リーゼです。

自分が尊敬する人が間違ったことを言っても、
時にはそれは「正しい事」と思いこむ習性が人間には備わっています。

「自分が尊敬する人が間違いを犯す事はない」

自分が尊敬する人が、尊敬に値する人であることを正当化するため、
客観的に捉えれば間違っている事でも、正しいと思ってしまうものです。

自分が尊敬される立場であれば、そういう人達は貴方の「ファン」であり、
悪く言ってしまえば「カモ」でもあります。

そういう関係は、社会の至るところに存在しており、
「教師と生徒」「教祖と信者」「上司と部下」などが代表的なものでしょうか。

生徒の心をつかむ教師は、より多くの生徒に好かれ、
信者の悩みを理解する教祖は、より多くの信者に支持されます。

部下の気持ちを汲み取り、部下が納得するような評価を下す上司は
憧れの存在になるかもしれません。

世の中、自然にそんな主従関係を自分の取り巻く環境で形成されているものです。

そして、人には誰かに頼りたい欲求や、誰かに認められたいという欲求があり、
主従関係で言えば、「従」の位置に身を置きたい人が多いのです。

なぜなら、そのほうが居心地がいいからです。

これは、ネットビジネスを成立させているインターネットでも同じことです。

インターネットは情報で溢れていますが、
そこには情報を発する人と、受け取る人が存在し、
一部の人間が発する情報を、大勢の人間が受け取る状況にあります。

自分の知りたい事は、キーワードでグーグルにでも聞けば調べる事ができ、
誰かが発信する(確かであろう)情報を受け取り、人は満足してしまうのです。

そして、その情報に価値を感じれば、それを発信した人を信頼するようになるのも
現代社会の主従関係を築く原理と同じだと思います。

そして、人は同じような状況に直面したとき、過去の類似状況を参考にして
今の状況に対して自分にとってのベストな選択を導こうとします。

そのベストな選択を導くための参考情報が、「主」の情報であり、
自分が信用する人の発言や行動にあたるわけです。

自分が何か選択を迫られ、その答えを中々自力で出せないとき
自分の信用する親・知人に相談することがあると思います。

主従関係のようなものではないにせよ、誰かに依存して答えを出す事には変わりありません。
(それが答えの出し方として、良いか悪いかは別の話です。)

このような行動習性は、大半の人間は無自覚ながらも持ち合わせており
主従関係で言うところの「主」の立場にある人達は、
少なからず、「従」のそんな行動習性を理解しています。

インターネット上で情報発信をする事で利益を上げる「アフィリエイト」では
情報を発信する人が「主」であり、情報を受け取る人が「従」に当たります。

もし、「主」であるアフィリエイターが利益を追求するのであれば、
情報を受け取る人達の心を理解しなければいけません。

なぜなら、情報を受け取る人達に信用される存在にならない以上、
何らかの商品を自分が紹介したとしても、そこから商品を買ってくれる事はないからです。

極論を言ってしまえば、ビジネスの世界では「利益第一」ですから
利益至上主義で行動する人達は、「従」の人間のために様々な働きかけをします。

それは全て、自己利益を追求していくためのものであるという事です。

客観的に捉えると、こんな関係性に嫌気が指すかもしれませんが
人の行動習性として元々備わっているものですから
それに嫌気をさしたり、否定しても何も始まりません。

むしろ、こうした事実を知った今からでも、
「主」の立場で「お金」を得たいと考えるのであれば、
まずは、少しでも「従」の気持ちを知る努力を始めたほうがいいと思います。

そして、その努力がそのまま「収入」に繋がることを望むのなら
やはり、アフィリエイトというビジネスをお勧めします。

パソコン一台、キーボードとマウスを操作して「主」の立場になれる
シンプルなビジネスですからね。

それでは、また次回。

リーゼ